ペグ（鎗と打刀）の購入や使用に迷われた際は
弊社ペグの鎗と打刀は、その形状の違いにより異なる特徴を持ち合わせており、設営環境（天気や地面等）によって使い分けて頂くことを推奨しております。
長さが似ている28cm打刀と24cm、32cm鎗のどちらを購入、使用すれば良いか迷われている場合はこちらを是非参考にして頂けますと幸いでございます。
鎗ペグと打刀ペグは、地面の硬さを目安に選択して頂くのが最も分かりやすいと考えています。
◆硬い地面の場合
打刀は細身の板形状であるため、石混じりの硬い地面の場合でも、比較的容易に打込むことができます。また抜く際も回転させる等により、地面とペグの間に少しの隙間を開けることで簡単に抜くことが可能です。
対して鎗ペグはV形状であり、幅があるため石混じりの硬い地面だと石にぶつかる可能性が高くなります。
またペグを抜く際も硬い地面に強くに固定されるため、ペグ抜きに大きな力が必要となり、撤収時に苦労をいたします。
硬い地面のキャンプサイトを多くご利用される方は『打刀』のご利用をお勧めいたします。
◆柔らかい地面の場合
柔らかい地面の際は打刀、鎗ペグとも打ち込み、ペグ抜きに関してはどちらも全く問題なくご利用頂けます。
重要なポイントは、どれだけ地面に固定する力が強いかという点です。
地面への固定力は、打刀よりも幅広い面を持つ鎗ペグが優れています。
柔らかい地面のキャンプサイトを多くご利用される方は『鎗』のご利用をお勧めいたします。
テントやタープなどの設営物の大きさや形状により、24cmまたは32cmを使い分けて頂けますと幸いです。
【打刀と鎗ペグの特徴 要約】
※優劣を不等号にて表現しております
例） 優れる ＞ 劣る
曲がりにくさ 24cm槍 ＝ 32cm鎗 ＞ 28cm打刀
先端の頑丈さ 28cm打刀 ＞ 24cm鎗 ＝ 32cm鎗
重量 24cm槍(約77g) ＞ 28cm打刀(約87g) ＞32cm(約102g）
コンパクトさ 28cm打刀 ＞ 24cm鎗 ＞ 32cm鎗
地面への刺さりやすさ 28cm打刀 ＞24cm鎗 ＝ 32cm鎗
打ち込みやすさ（打面の広さ） 24cm槍 ＝ 32cm鎗 ＞ 28cm打刀
地面への固定力 32cm鎗 ＞ 24cm鎗 ＞ 28cm打刀
↓
※地面での推奨
硬い地面 28cm打刀 ＞ 24cm鎗 ＞ 32cm鎗
柔らかい地面 32cm鎗 ＞ 24cm鎗 ＞ 28cm打刀
参考までに地面の状況によって使い分けて頂ければと思っておりますが、必ずしも上記で記載した通りでなければいけない訳ではありません。
硬い地面でも『鎗』ペグは使用できる十分な強度を持っていますし、設営物が大きければ、鎗ペグでなければいけない場合もあると思います。
また柔らかい地面でも打刀で対応できるようにしております（幅広面での固定）ので、鎗ペグでなければいけないという訳ではございません。
荷物量や設営するテントやタープの大きさ等も加味して、ご検討頂ければと考えております。
キャンプは自然を相手にしますので、毎回絶対はございません。
その時々の状況に合わせて、ペグやご使用方法を選択して頂けますと幸いでございます。
